[西日本豪雨災害] 紺家家屋解体:父の残したネガ写真の保存作業 2019/11/03

[西日本豪雨災害] 紺家家屋解体:父の残したネガ写真の保存作業 2019/11/03

突然かなりローカルな話で恐縮ですが、11月5日(火)午後1時から3時まで「吉田の懐かしの風景」と題して昭和10年〜30年代のスライド写真上映会を、宇和島市吉田町鳥首集会所にて開催いたします。関心のある方はお立ち寄りください。

●なぜに?

先日父(定義)の遺品であるネガ写真の一部をFB紹介しましたが、実はかなり大量に見つかっているのです。途方にくれて相談した歴史博物館の専門学芸員の方によると、戦後すぐの吉田町の農村風景が写っている写真は少なく貴重なのだそうで、この日の午前中は、これらの大量のネガフィルムを愛大の学生さん達と共に手作業でデジタル化、その午後には、地元の方と上映会をして、写真にまつわる物語を聞いて集めていこうという企画です。

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 カメラのファインダーから父定義が観察していた吉田町喜佐方村の農村風景(昭和29年頃)には、終戦から10年も経たない農村で、片目を失い肩に銃弾をうけたまま南方から生還した祖父亀太郎が誇らしげに写っていました。祖父は夜中に戦友の名前を叫びながら苦しんでいました。残された写真の祖父の微笑に、どこかホッとされます。

父定義は実家がある鳥首地区から離れて遠くに住んだことはありません。つまり、撮影された写真は昭和10年〜30年代のこの地域の生活風景がかなり含まれているものと思われます。そこで戦後間もなくをこの地域で生きた方に特にお声がけをして、当時の記憶からいろいろと教えていただきことができないかと考えています。もちろん、年齢に関係なくどなたでもスライド上映会には参加していただけますので、お近くの方はお気軽にご参加ください。

集められた写真にまつわる当時のエピソードは整理され、11月9日(土)に宇和島市吉田町にて開催される「第48回吉田町文化祭」での講演にて紹介されるそうです。

●どこで?

「吉田の懐かしの風景(スライド上映会)」
日時:11月5日(火)午後1時から3時まで。
場所:宇和島市吉田町鳥首集会所
費用:無料(ささやかですが、お茶菓子を用意いたしてお待ちしております。)

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オフィス・セイケ
代表 清家正亀

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