日 時:2023年9月12日(火) 午前10時~ ZOOM会議
参加者:四国ツアーズ株式会社 英・仏語圏マーケットコーディネーター 坂本 彩華 様、宇和島坂下津ゲストラボ 代表 岡田雅信 様、オフィス・セイケ 代表 清家正亀
- 各自紹介
- 四国ツアーズ株式会社について
- CEO ロッド・ウォルターズ氏が設立
- 英国人・在住20年以上・日本酒ソムリエ資格保有者・写真愛好家
- 会社はロッド氏が翻訳者としての仕事から、日本の情報を発信するサイトから始まる。
- 会長は元JALに勤務されていた中野氏
- 2021年に法人化し、四国の魅力を発信する旅行会社へ。
- Adventure Travel Trade Association (ATTA)に四国で唯一加盟している旅行会社
- 現在、北海道で開催されているATWA主催のAdventure Travel World Summitに四国へのアドベンチャートラベルを誘致するために出展中。
- B2Bとしては、国や県が主導する四国ツーリズム機構に参加
- 英・仏語圏マーケットコーディネーター 坂本 彩華 氏
- 四国内のインバウンド日帰りツアー担当
- その英語とフランス語マーケット調整
- モデルコースの作成調整
- アドベンチャートラベル企画のまとめ、等
- 宇和島坂下津ゲストラボ 代表 岡田雅信 様
- ものづくりによる総合企画デザインが主な仕事
- 商店街の店舗デザインを提案して街の活性化に協力
- 2018年西日本豪雨災害で、宇和島にボランティアへ
- 企画デザインを活かしたJAみなみの災害ボランティアコーディネータ
- 宇和島のみかん産業を支えるものづくり企画を推進中
- みかんの間伐材を活かしたカスタネット・飾りなど
- シトラス・サイクル教育(一本のみかんの生涯から学ぶ循環)
- 個人事業としてNPOなどの中間支援団体にも所属
- 休眠預金・金融事業を担当
- 地域で防災関係女性リーダーの育成への支援
- 子ども食堂や福祉関係などの事業への支援
- フードバンクなど四国圏内での余剰食品を流通させるプロジェクト支援
- 清家氏とは西日本災害後に立ち上がった支援組織「牛鬼会議」を通じての出会い。
- 宇和島坂下津ゲストラボについて
- サイクリングスポットとして知られた九島へと向かう九島大橋近くに隣接する宿泊可能な「ものづくり基地」としてのゲストラボ。
- レーザー加工機、彫金機材、3Dプリンターなど、多種多様な工作機材を設置。
- 会費制などではなく、地域に貢献できるものづくりへの協力を条件にした宿泊制度を現在構築中。
- オフィス・セイケ 代表 清家正亀
- 英語を通じた国際教育
- 特撮玩具の海外向け輸出業 (https://cstoysjapan.com)
- マーケットはコアで小さいが強力。玩具の販売に重点を置く。
-
Shopify Partnerとして地域ウェブサイト構築。
- ライブ配信を中心とした番組企画運営
- コミュニティラジオFMがいや生番組「Uwajima World Link(毎水、午後1時~1時55分)」で、コミュニティ・ラジオとYouTube配信を活用した日本語と英語による宇和島や日本文化の魅力発信。
- 海外視聴者に日本の特撮やおもちゃに興味を持ってもらうための取り組み。
- 災害が多い日本と外国人観光客の視点について
- 日本は災害が多い国として有名で、地震や台風などが頻繁に発生する。
- 外国からの観光客は、地震に驚くことがあり、日本人は普通に受け入れている。
- 日本にとっては災害対策が重要であるが、海外からの観光客にはあまりその質問は受けない。
- 日本の円安は外国からの観光客にとって魅力的で、インバウンド観光は進化していく可能性がある。
- 災害が観光とどう関連付けられるか、その視点が災害対策に重要であると感じている。
- フランス系の関係者から、地震に対する驚きや心配があることがあり、地震以外の災害にはあまり触れられない。
- 宇和島クルーズ観光の起源と災害・コロナ後の復活にむけて
- 大楽寺:大楽寺は宇和島にある真言宗派のお寺で、観光名所として知られています。宇和島の港からバスでアクセス可能で、多くの観光客が訪れます。
- 発明和尚:このお寺の先代和尚は発明家として有名で、自作の車など多くの発明品を持っていました。特に、戦後に自作した自動車が有名で、戦時中の爆撃で落ちた飛行機のパーツを再利用して作りました。
- 観光名所:大楽寺は観光バスツアーの一環として多くの観光客を迎え入れ、お茶やお饅頭の接待、絵葉書の提供などが行われていましたが、現在は災害とコロナ禍の影響で休止中。
- 豪雨被害:一時期、大楽寺は西日本豪雨の被害を受けましたが、地元の檀家の協力により修復されました。
- 今後の展望:現在、和尚さんは休養中で訪問ツアーは一時中断していますが、和尚さんの息子さんが次代を担うことになり、伝統を守っていく予定です。田舎と都市の交流を大切にし、観光客が地域に貢献できる方法を模索しています。
- 来年度からの宇和島に来航するクルーズ船へのアプローチについて
- 来航するクルーズ船の日帰りプラン候補(宇和島城・内子・大洲等)
- 地元の高校生たちが海外向けの観光情報を英訳し、ラジオやYouTubeを通じて発信中
- 地域の協力と連携を強化して、今後の情報発信方法について考える必要。
- 宇和島の観光促進:宇和島の観光情報を国内外の旅行者に広めるために、地元の高校生や大学生と連携し、さまざまなグッズや体験を提供するプランの創出
- クルーズ船の到着前と到着後:クルーズ船が宇和島に到着する前後での観光情報や商品の提供方法について検討
- 地元の観光商品:宇和島で生産されるみかんの木のグッズや竹の商品の開発が進行中で、これらの商品を通じて観光客に地域文化を紹介し、思い出を提供することが考えられています。
- クラウドファンディング活動:宇和島の特産品や商品を提供するためのクラウドファンディングプロジェクトについて
- ラジオ番組とYouTubeの活用:ラジオ番組やYouTubeを通じて、宇和島の観光情報を発信し、訪れた旅行者がその情報を帰国後にシェアできるようにすることを検討
- 宇和島における観光体験の多様化について:
- 大楽寺さんを訪れて、古文書や生け花の体験を提供するアイデアを提案。このような体験を通じて、観光客が宇和島の文化を深く理解できる可能性。
- お土産としての価値を持つアイテムの開発が検討。特に、海外の観光客向けに、宇和島独自のおもちゃやクラフトの販売の可能性。
- ラジオとYouTubeを組み合わせたライブ配信のアイデアが提案されており、観光体験やイベントをリアルタイムで世界に発信できる方法として注目されています。
- 地元のコミュニティと観光客、ネット上の視聴者など、さまざまな人々をつなぐことで、情報と資金の流れが生まれ、地域経済だけでなく、世界における日本の立ち位置にも貢献。
- 秋葉原周辺でのフランス人アニメファン向けツアーガイドを務めた経験から、地元の体験や宿泊オプションに関する情報が不足している様子。
- 四国ツアーズ社では、宇和島での民泊や地元の体験プログラムについて検討しており、地元の人々との交流を強調。
- 地域の自然環境に魅力を紹介するにあたり、地元特産物であるみかんジュースやみかん茶葉などが候補か?
- 宇和島市九島における自転車ツーリングについても話題になり、宇和島でのサイクリング体験について言及。特に自然が作り上げた「ゴジラ岩」と「モスラ岩」が一つの名所になる可能性。
- 今後もライブ配信やニュースレター配信などを通じて、宇和島の文化を他の地域や国々に広める試みを検討。
- 9月14日(水)・9月15日(木)に宇和島を訪れる観光客に対して何ができるかを検討し、今後YouTubeなどのオンラインコンテンツを可能か?
- 今後のミーティングについて
- 今回のミーティング内容を清家が配布し、次回の話し合いを改めて調整して、今後も宇和島に来航する外国クルーズ船へのインバウンド対策に関連するアイデアや計画が検討していくことで合意。